2019年06月19日
勉強時間
私の勉強時間は,1年2か月で約1900時間ぐらいであった。
約1000時間をインプットのための勉強,400時間をエッセーに特化した勉強,400時間をMBEに特化した勉強に用いた。
インプットについては,合計 約1000時間
講義傍聴 100時間
基本書通読 400時間
マイ・アウトライン作成 300時間
アウトライン通読 200時間
アウトプットについては,合計 約900時間
エッセーに特化した勉強 400時間
MBEに特化した勉強 450時間
PTに特化した勉強 50時間
といった感じに時間を使った。
概ねバランスは良かった気もするが,PTと講義傍聴にもう少し時間を費やしてもよかったし,基本書読みはもう少し減らしてもよかったかもしれない。
2019年05月23日
ローテーション
カリフォルニア州司法試験は,日本の司法試験と異なり,科目数が多い。
そのためスケジュールをきちんと立てて,偏らないように勉強することが重要だ。
私は大雑把にいうと,最初は2週間で1科目ずつ,つぎは1週間で1科目ずつ,次は3日で1科目ずつ,試験まで残り2か月を切ってから1日1科目,最後の2週間は1日3科目といった具合にだんだんと間隔を詰めながら,科目を回していった(非MBE科目は半分の時間)。
心掛けていたのは,どうせ忘れるので,一つの科目にいつまでもこだわらないで,ある程度できたと思ったら次の科目に移るようにしていた。
同様の考えで,1日勉強したら,その日のうちに学びをノートにまとめる。週末にそのノートをPCにまとめる,月末にPCでまとめたものを復習するといった具合に忘れたころに復習することを心掛けた。
覚える量は,日本の司法試験の半分強程度のイメージであるが,それでも相当大量にあるし,正確な記憶が要求される場合も多い。ベストのインプット方法については個人差は大きいだろうが,いかに効率よく記憶を定着させられるかが重要な点だと思う。
そのためスケジュールをきちんと立てて,偏らないように勉強することが重要だ。
私は大雑把にいうと,最初は2週間で1科目ずつ,つぎは1週間で1科目ずつ,次は3日で1科目ずつ,試験まで残り2か月を切ってから1日1科目,最後の2週間は1日3科目といった具合にだんだんと間隔を詰めながら,科目を回していった(非MBE科目は半分の時間)。
心掛けていたのは,どうせ忘れるので,一つの科目にいつまでもこだわらないで,ある程度できたと思ったら次の科目に移るようにしていた。
同様の考えで,1日勉強したら,その日のうちに学びをノートにまとめる。週末にそのノートをPCにまとめる,月末にPCでまとめたものを復習するといった具合に忘れたころに復習することを心掛けた。
覚える量は,日本の司法試験の半分強程度のイメージであるが,それでも相当大量にあるし,正確な記憶が要求される場合も多い。ベストのインプット方法については個人差は大きいだろうが,いかに効率よく記憶を定着させられるかが重要な点だと思う。
科目ごとの勉強割合
カリフォルニア州司法試験の試験科目の数え方はいろいろあるが
MBE科目 @憲法A契約法B不法行為C不動産財産法D刑法/刑事手続法E民事手続法F証拠法
非MBE科目 G弁護士倫理H商組織法I遺言・信託J夫婦共有財産Kリメディ―
の12科目という理解がよいと思う。
というのはエッセーでは上記12科目が大体同じような割合で出題され,MBEにおいては上記7科目が非常に均等に出題されるからだ。
大雑把にMBE科目の得点比率が50%なので,1科目7%
PTを除くエッセーの得点比率は約36%なので,1科目3%
が全体に対して当てるべき勉強時間になる。
つまり合計すると,MBE科目は1科目にあてるべき勉強量は全体の勉強量の10%(7%+3%),非MBE科目は全体の勉強の3%ぐらいが適切だと思う。
ただし,G弁護士倫理はエッセーの出題頻度が他の科目の1.5倍近くあり,MPREでも出題されるので,全体の勉強量の5%ぐらいが適切かと思う。
D刑法/刑事手続法の合計した教科書の厚さ>>C不動産財産法の教科書の厚さ
I遺言・信託を合計した教科書の厚さ>>J夫婦共有財産の教科書の厚さ
であるため,時間配分を考えずに普通に勉強すると,教科書の厚さに応じた勉強量になってしまう。
しかし,教科書の厚さでなく,得点配分に応じて勉強量を調節すべきであろう。
つまり,刑法と刑事訴訟の合計時間と同じくらい不動産財産法の勉強時間に充て,遺言・信託の合計時間と同じぐらい夫婦共有財産の勉強時間にあてるのが,出題頻度からして妥当かと思う。
教科書の厚さに併せて勉強していると,あまり出題されないところを一生懸命勉強することになり効率の悪いことになってしまう。
なお,エッセーにおいては,科目ごとに出現頻度は微妙に違う。しかし,上記のとおり,G弁護士倫理が1.5倍以上の頻度で出題されること,またカリフォルニア民事訴訟法の出題頻度が異常に低いことをのぞいては,1%勉強量に差をつけるほどではない(なお,日本法との比較から理解がしやすかったため,勉強量を減らしても大丈夫ということはあり得るところではある)。
必要な勉強時間
カリフォルニア州司法試験合格に必要な勉強時間は,当然ながら基礎的な法律能力や英語力によって個々によって大きく変わると思われる。
私(弁護士経験15年・英語力およそ英検準1級以上でスタート)は,平成30年1月から約14か月,1日平均4時間強のおよそ2000時間勉強した。試験勉強開始前の2か月ほどは,毎日2時間ほど「英語」の勉強をしていた。
カリフォルニア州司法試験は,全米で一番難しいと言われており,実際に外国人弁護士資格での合格率は10%程度であることが多く,その数字からも難しい試験であることは間違いない。
しかし,英語でさえなかったら,私が受験した当時の日本の司法試験より相当に易しいといえそうである。
というのも,私は法学部出身ではないため日本の司法試験も基本的に独学で,当時4000時間程度勉強したが,今回以上に日本の司法試験の方が運に助けられたと感じたからだ。
私(弁護士経験15年・英語力およそ英検準1級以上でスタート)は,平成30年1月から約14か月,1日平均4時間強のおよそ2000時間勉強した。試験勉強開始前の2か月ほどは,毎日2時間ほど「英語」の勉強をしていた。
カリフォルニア州司法試験は,全米で一番難しいと言われており,実際に外国人弁護士資格での合格率は10%程度であることが多く,その数字からも難しい試験であることは間違いない。
しかし,英語でさえなかったら,私が受験した当時の日本の司法試験より相当に易しいといえそうである。
というのも,私は法学部出身ではないため日本の司法試験も基本的に独学で,当時4000時間程度勉強したが,今回以上に日本の司法試験の方が運に助けられたと感じたからだ。