2019年09月05日
Barexamと「英語」
英語で勉強するか日本語で勉強するか
これは英語が得意な人であればどちらでも一緒なのだろうが,英語に不自由がある場合には悩ましい。日本語で勉強した方が理解は早い,しかし英語の勉強にはならない。
インプット
私は,インプットの2割ぐらいは日本語で勉強したと思う。勉強開始時は,日本語の本であれば30分30ページのところが,英語だと30分で3ページしか進まなかった。さすがに10倍の差があると,日本語の方が効率が良かったと思う。
ただ今思えば,最初から難しい英語本に挑戦したのが間違いだったのであり,英語でも簡単な本から始めていけば,すべて英語で通せたかもしれない。もっとも英語読解力については,最終的に不満はなかったので,無理に英語で通す必要もなかった可能性が高い。
アウトプット
逆に,アウトプットについては,日本語に頼らないべきであった。私はノートを作る際に,英文判例を日本語でまとめて書いたり,英語での表現が難しい時には,日本語でルールを書いたりしていた。そのため,英語ライティング力については,最後まで伸び悩んでしまった。ここは頑張って英語で通すべきであった(そういえば,自分のノートを読み上げ機能を使って勉強したりしたが,日本語と英語が混じっているので,うまく読み上げてくれないといった細かなマイナスもあった)。
英語力が身に着くか
そもそも何を目的にするかにもよる。合格だけを目的とするのであれば,ある程度日本語を取り入れた方が良いと思うが,私は,合格とは別に英語力を身につけたいと思って,そもそも勉強を始めた。にもかかわらず,日本語に頼ったのは,今思うと本末転倒。合格はできたが,もう一つの目的である,英語力の強化はかなり伸び悩んでしまった。
しかし,そうでなくても,barexamの勉強では,思ったほど英語力は身につかない。
例えば,私は,最初は8割ほどしか理解できなかったbarbriなどの英語による法律の講義が,最終的には,ほぼ完ぺきに理解できるようになった。そのため,たいしてリスニングもしていないのに,リスニングの能力が著しく向上したと喜んでいたのだが,試験終了後,ニュースやドラマを見てみると,勉強開始前と比べてたいして向上していなかった。
覚えなければいけない単語も限定的で,試験を終えても知らない英単語であふれていたし,難しい裁判所の判例はすらすら読めるようになったが,物語を読む能力は残念ながらたいして向上しなかった。
2019年06月03日
カリフォルニア州司法試験に必要な英語力
勉強開始時点
当初,私の英語力は英検準1級ぐらいであったかと思う。
「最後の英単語学習!マジタン」というソフトを使ったが8000語レベルまでの単語は相当分かる程度,英文の教科書は1時間で10ページも読めないという状況であった。
20年以上前にTOEICで900点ぐらい取った記憶があるが,かなり衰えていた。
最終段階と必要な英語力
最終的には1万3000語ぐらいの英単語を知り,英文の教科書を1時間で50ページぐらいは読めるようになった(日本語の半分ぐらいの速度)。
それでもessayの問題に知らない単語が一つ,二つは出てくるし,スピードもまだまだ遅いという感じだが,リーディングに関しては,合格するのに大きな不足を感じるほどではなかった。
法律用語でもそうだし,法律用語以外でも繰り返し出る英単語は決まっている。
そのため,その程度の英語力でも,エッセーの過去15年分のうち,単語を知らないことで点数がとれなかったと思ったのはたった1問だけであった。
一方,ライティングにおいては,最終段階になっても能力的にかなり不足を感じていた。
英語力以外で,多く書けるようにするための工夫はできる限りしたつもりであるが,1時間で900〜1000語の答案が限界であった。
これでもなんとか合格答案は作れたが,余裕は全くなく,無駄な記載は一切許されない感じであった。
その意味で,ライティングに関しては,英語力が最後まで不足していた。
英語の勉強方法
そもそも私の場合,英語の勉強をしているうちにbarexamの勉強をしようと思い始めたところで,受験勉強開始前の2か月ほどは1日2〜3時間,英語の勉強をしていた。
その後も最初の2か月ほどは,知らない単語が出てくると辞書を引き(1日に20〜30語),ノートにまとめて単語を覚えるという勉強をしていた。
しかし,勉強開始から3か月が経ってから後,受験までの約1年間は,「英語の勉強」は全くしなくなり,分からない単語もほぼ辞書を引かなくなり,1日に辞書を引くのは5語以下となっていった。それでも自然に英語力はつくものであり,読解については上記のとおり最終的に十分に足りる状況になった。
一方,ライティングについては最初の10か月ほど全く対策をしなかったこともあり,当初は全くの能力不足で,最終的にも相当に足りない感じで,ぎりぎりになってようやく合格答案を書くのが可能というレベルにしか達せなかった。
(リスニング能力はというと全然足りず,緊張もあろうが,試験当日 How are you?と試験官に聞かれたのが聞き取れず,何か重要なことを言われている!と思った私が,perdon?を繰り返したら,「だからHow are you?って聞いているんだよ!」とやや切れ気味に言われてしまったという始末である・・・。)
当初,私の英語力は英検準1級ぐらいであったかと思う。
「最後の英単語学習!マジタン」というソフトを使ったが8000語レベルまでの単語は相当分かる程度,英文の教科書は1時間で10ページも読めないという状況であった。
20年以上前にTOEICで900点ぐらい取った記憶があるが,かなり衰えていた。
最終段階と必要な英語力
最終的には1万3000語ぐらいの英単語を知り,英文の教科書を1時間で50ページぐらいは読めるようになった(日本語の半分ぐらいの速度)。
それでもessayの問題に知らない単語が一つ,二つは出てくるし,スピードもまだまだ遅いという感じだが,リーディングに関しては,合格するのに大きな不足を感じるほどではなかった。
法律用語でもそうだし,法律用語以外でも繰り返し出る英単語は決まっている。
そのため,その程度の英語力でも,エッセーの過去15年分のうち,単語を知らないことで点数がとれなかったと思ったのはたった1問だけであった。
一方,ライティングにおいては,最終段階になっても能力的にかなり不足を感じていた。
英語力以外で,多く書けるようにするための工夫はできる限りしたつもりであるが,1時間で900〜1000語の答案が限界であった。
これでもなんとか合格答案は作れたが,余裕は全くなく,無駄な記載は一切許されない感じであった。
その意味で,ライティングに関しては,英語力が最後まで不足していた。
英語の勉強方法
そもそも私の場合,英語の勉強をしているうちにbarexamの勉強をしようと思い始めたところで,受験勉強開始前の2か月ほどは1日2〜3時間,英語の勉強をしていた。
その後も最初の2か月ほどは,知らない単語が出てくると辞書を引き(1日に20〜30語),ノートにまとめて単語を覚えるという勉強をしていた。
しかし,勉強開始から3か月が経ってから後,受験までの約1年間は,「英語の勉強」は全くしなくなり,分からない単語もほぼ辞書を引かなくなり,1日に辞書を引くのは5語以下となっていった。それでも自然に英語力はつくものであり,読解については上記のとおり最終的に十分に足りる状況になった。
一方,ライティングについては最初の10か月ほど全く対策をしなかったこともあり,当初は全くの能力不足で,最終的にも相当に足りない感じで,ぎりぎりになってようやく合格答案を書くのが可能というレベルにしか達せなかった。
(リスニング能力はというと全然足りず,緊張もあろうが,試験当日 How are you?と試験官に聞かれたのが聞き取れず,何か重要なことを言われている!と思った私が,perdon?を繰り返したら,「だからHow are you?って聞いているんだよ!」とやや切れ気味に言われてしまったという始末である・・・。)
2019年05月19日
必要得点と目標得点
必要得点
カリフォルニア州司法試験では,2000点中1440点が合格ラインであることははっきりしているのだが,その採点基準は謎に包まれている。
一応,公式発表はあるのだが,毎回,素点に試験ごとに異なる変数を乗じて計算しているため,実際にどのようにして点数がつけられているのかは,相当調べたもののはっきりしなかった。
調べた範囲での私なりの結論は,択一(MBE)で65%正解し,エッセー(essay)で65点をとれば合格できそうだということ※。
また,これも本当のところどうなのか分からないのだが,エッセーでは平均65点をとれば安全合格圏だと言われている。
※https://one-timers.com/one-timers-bar-exam-calculator/によればMBEは67.5%
https://www.jdadvising.com/mbe-raw-score-versus-scaled-score-score-aim/によればMBEは67%が合格ラインらしい。
目標得点
私はこの不確かな情報を前提に,英語を書くことが得意ではないためエッセーでの高得点は厳しいだろうと予測し,また少し余裕をもって,エッセーで平均60点,MBEで75%をとれれば合格できると信じ,それを目標に勉強することにした。
目標への道のり
1年2カ月後に受験することで勉強を始めた。
MBEについては半年ほどで受験時までにはに75%を超えられる自信がついた。
一方,PT(performance test)を除くエッセーについては,再現答案と比較すると60点は取れそうなのだが,大手添削サイト「baressays.com」で添削してもらうと55点が限界という状況が長く続き,なかなか自信を持つことができなかった。
(今でもそう思っているが)「baressays.comの採点は厳しすぎる,自分は60点は取れるはずだ,いやそうあってくれ」と祈るような気持ちで勉強を続けた。
試験直前になってようやく平均して60点がとれるようになり,焦りが少しずつ自信に変わっていった。
PTについては,試験3か月前に過去問をやって55点はとれたものの,時間が全然足りず,これでは本番で60点はとても無理だろうと思っていた。
しかし,試験1か月前から毎日1問やったことで,試験2週間前には70点をとることができた。
1日1問で相当にコツをつかんだ感覚があったので,試験直前に,PTで高得点を稼ぐことでエッセー全体の平均を60点以上にするという戦略に変更した。
最終得点
実際のところ自分が何点だったのかは分からないが,「baressays.com」の採点が厳しすぎないとすれば,
MBE75〜80%,PT70点前後,エッセー平均60点前後
という感じだったのではないかと思っている。
2019年05月18日
カリフォルニア州司法試験 合格
本日,February 2019 カリフォルニア州司法試験の合格発表があり,無事に合格することができました。
自分はとても幸運だったのだとつくづく思うとともに,多くの人に大変感謝しております。
情報の少ないこの試験,これまでの日本人合格者がネットで公表して下さっている情報がなければ,合格はもちろん受験すら無理だったと思います。
そこで,私も今後同じように受験される方に参考にして頂けるように,体験談を通して,できる限りの情報をお伝えできたらと思っております。
自分はとても幸運だったのだとつくづく思うとともに,多くの人に大変感謝しております。
情報の少ないこの試験,これまでの日本人合格者がネットで公表して下さっている情報がなければ,合格はもちろん受験すら無理だったと思います。
そこで,私も今後同じように受験される方に参考にして頂けるように,体験談を通して,できる限りの情報をお伝えできたらと思っております。
posted by 内田清隆 at 14:57| Comment(0)
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