2020年01月09日

マイ・アウトラインの作成の是非

私は,学生時代,借りたノートをコピーして勉強するタイプだったが,カリフォルニア州司法試験の勉強においては,マイ・アウトライン,つまり自分自身のノート作成にこだわった。
憲法.docx,契約法.docx,不法行為.docx,刑事手続.docx,民事訴訟法.docx,証拠法.docx,リメディ―.doc,弁護士倫理まとめ.docx,ビジネス組織まとめ.docx, 遺言・信託.docx,夫婦共有財産.docx

しかし,いろいろ見てみると,マイ・アウトラインを作るのは多数派ともいえない感じであり,作るべきなのかどうかは悩ましいところである。
私は,どうしても整理しないと理解できない論理構造を整理して書いたり,覚えたことを忘れないように書いていたりしているうちに,「どうせなら網羅的なものを作ってしまえ!」と思ってマイ・アウトラインを作成することにした。

マイ・アウトライン作成のメリットは,何よりもそれに愛着がわき,それで勉強するのが楽しいということだ。

「他人のアウトラインを使うのは他人の下着を借りるようなもの。フィットするかもしれないが,臭いは良くない」とあるアメリカ人が掲示板で言っていたが,私もそんな思いである。
合理的に考えれば,マイ・アウトラインを作るのは時間の無駄であり,誰かが作ったアウトラインを利用した方が効率的な可能性は高い。しかし,趣味の問題であろうが,他人のアウトラインより自分が作ったアウトラインで勉強するほうが,ずっと快感だ。苦しんで勉強するよりも気持ちよく勉強した方が,長い目では効率がいい可能性も高いと思う。

もっとも,私の場合は,マイ・アウトラインを作ったとはいえ,基本的には,色々なところからコピペして整理しただけのものであり,自分の頭で表現を考えた部分はない。
英語力の問題で,表現はコピペに頼らざるを得ないと思っていた。
だだ,この点は,コピペで楽することで英語力がつかなかったともいえるので失敗だったかもしれない。
どうせ作るのであれば,さらに遠回りのように見えても,自分なりの理解をまずは自分の言葉で頑張って英語で書いてみて,それを信用できるアウトラインをみながら添削するという方法が英語writing力をつける観点からは有効であった。
マイ・アウトラインを作るもう一つのメリットとして,作ることで覚えるというのがあるが,コピペをしていては,そのメリットも十分に享受はできなかった。

ただ,コピペといっても,信頼できない情報が多いため,マイ・アウトラインを作ろうとすると,ルールが本当に正しいのか,複数のソースで裏付けしようとする。
実際にはルールの正確性はそこまで求められないため,そのような裏付けを取る必要もないのだが,そのようにして裏付けを取りながらルールをまとめていく努力自体が,ルールを覚えるのに効率的だったとは思う。
posted by 内田清隆 at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法一般
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