私は,そもそも英語力の問題でessayで高得点をあげるのは不可能であったが,採点者の主観的判断によって運悪く合格できないといった事態を避けるためにも,MBEで高得点を目指すというのは,必要な戦略なのであろう。
私は,最終的には,MBEで高得点をあげられるようになったと思うし,掲示板などを見てみると,MBEで苦戦している人も多く,MBEでの高得点が合格できた大きな理由の一つであったと思う。
私が取り組んだのは,多くの人と同様Adaptibar, Emanuel, Barbri問題集である。3000問ほどやったが,MBEは一定のパターンがあるので,まずは多くの問題に取り組むことが大切だと思う。
それ以前に重要なことは,当然のことながら,各科目をきちんと理解していることかと思う。Emanuelは,MBEに必要な様々な「技術」を教えてくれるし,多くの問題をやることで様々なコツ=技術が身につく。
しかし,小手先の技術で5〜10問は正解を増やすことはできても,基本的な理解がなければ,限界があることは当然だ。
高得点を取るためには,まずは,講義を聞いたり,基本書を読んで判例を読んだりという当たり前の勉強をして「理解」することが重要ではないかと思う。
自分としては,他の受験生よりやったのでは?と考えていることは,分からない部分を時間をかけて調べるという行為である。
平均1日20問を解いたが,問題を解いて回答を見るという作業は1時間で終わらせた。一方で,復習は1時間,場合により2時間,3時間とかけてじっくり行った。
理解できないことがあると,根本に戻り,条文・判例・論文を調べ,それらをまとめてノートに書いて,同ノートをきれいにまとめ,定期的に復習するという作業である。
受験直前は,そのような遠回りの作業に時間をかけ過ぎたかと思い反省していたが,遠回りなようでもそれが高得点に結びついたのかもしれないと受験が終わってから思ったりもした(一方で,やっぱり遠回りだったかなとも思っており,よく分からない)。
なお,そもそもとしてMBEで何点を目指すのかという目標設定が重要だと思う。
私は,とにかく英語力の問題でエッセーに自信がなかったため,MBEでどうしてもかなりの高得点が取れないと合格はあり得ないと思っていたので,MBEで高得点を目指す勉強に相当の時間をかけるしかないと思っていた。
しかし,エッセーで70点が取れるのであれば,MBEは6割できればいいと考えることができるのであれば,上記のような勉強は,遠回り過ぎかもしれない。
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